第4回MSGシリーズ序盤戦と最終戦に特別参加となったタイガー。
このシリーズより、パンフレットの形が変わり、A4サイズとなり、名前も「THE WRESTLER(ザ・レスラー)」となります。また、それまでよりもページ数が増え、インタビューなどの企画物が多くなりました。
「THE WRESTLER」の第1弾の表紙は、MSGシリーズ4連覇を狙うアントニオ猪木のどアップで、非常にインパクトがあります。
参加レスラーのプロフィールなどの紹介記事が掲載される中、当然の如く、タイガーの紹介記事は載っていません。
パンフレットの作製が、タイガーの特別参加が決定する前よりもさらに前の、デビュー戦の前に済んでいたことが、以下の記事から分かります。
内容としてはちょっとピントがずれたものになっていますね。
また、「海外で活躍する新日プロヤングパワー」として、「キラー・カーン」「小林邦昭」と共に、「サトル佐山」が紹介されています。
「タイガーの正体は佐山サトルではないよ。」と暗にアピールしているのか、それとも編集者に佐山氏がタイガーになることが知らされていなかったのか不明ですが、こちらも内容としてはややズレてしまっています。でもこれもまた「昭和プロレス」と言えるでしょう。
対戦カードのスタンプですが、当方が所有している81年5月13日の横浜文体での斉藤弘幸戦(この日までシリーズに参加、その後メキシコに向かいます)では、まだ名前のハンコができていなかったのでしょうか(それともいつもの発注忘れ?)、タイガーの名前の部分が空欄となっています。
なお、半券にもタイガーの名前は記載されておりません。