81年6月4日の蔵前国技館での最終戦にも参戦したタイガー。当初は「クリス・アダムスとの特別試合」となっていましたが、先輩の藤波辰巳(現:辰爾)と組み、クリス・アダムス、マイク・マスターズ組とのタッグマッチとなりました。
こちらもタイガーの名前のハンコができていなかったためか(とはいえ、もう時間がかかりすぎでしょう。やはり、いつもの発注忘れ?)、タイガーの名前の部分は空欄となっています。
ただ、対戦相手のマスターズのハンコも作られていなかったようで、シリーズを通してマスターズの名前も空欄となっており、スタンプ上では「藤波とアダムスの名前だけが書かれたタッグマッチ」と、よく分からない表記となっています。
ただし、このテキトーさが、「昭和プロレス」と言えるでしょうね(笑)
このシリーズの半券は通常版のみで、特にビッグマッチ用のものは無く、すべて同じデザインになります。
6月4日の蔵前大会のチケットには「優勝戦」の言葉と特別参加の「ボブ・バックランド」「ダスティ・ローデス」の名前が入っています。この2名は、日程が発表されたときには参戦が決定していたからでしょう。
この後も、ビッグマッチでは特別に半券が作られる場合もあれば、通常版に対戦カード等が印刷される場合もあります。
今回、ブログを書くに当たって改めてパンフを眺めていると、タイガーとは関係がありませんが、「緊急特報!!」としてブッチャーの参戦決定を報じているページがありました。81年5月13日のパンフレットを見てみると、そのページは猪木の写真になっています。しかし、当方所有の81年6月1日の岡山大会のパンフレットではブッチャーの記事に変わっているので、シリーズ途中に差し替えが行われたことが分かりました。
それだけ、当時はブッチャーの参戦がショッキングだったということでしょう。