タイガーの試合が放送されたのは、8月6日のシリーズ最終戦の蔵前大会でのスコルピオ戦になります。実際にオンエアはされたのは8月7日です。

試合は、途中からオンエア。対戦カードのテロップは「スコーピオン」となっています。

相手のスコルピオは、小太りな体型に髭をたくわえた、いかにもルードといった出で立ちのレスラーです。

また、試合はキックやパンチ、絞め技といったラフ殺法が中心で、ふてぶてしい態度で相手を攻め込み、逆に相手の技を受けると大げさに痛がったり、キャンバスを叩いて悔しがったりと、こちらもリンピオを引き立てる分かりやすいルードの振る舞いとなっています。

ここでは正義(タイガー)vs悪(スコルピオ)の構図が分かりやすく(アニメの「タイガーマスク」もそうでしたね)、ファンも感情移入しやすかったのではないかと思います。

最後は、コーナーに振られたスコルピオがコーナーに飛び乗ってフライングボディアタックを狙ったところを、タイガーがドロップキックで迎撃。

そして、バックを取ったタイガーが、スコルピオの両手をロックし、テレビ初公開の「タイガー・スープレックス・ホールド」。重量級のスコルピオをがっちりと固めた強靱なブリッジは見事でした。

また、最後もブリッジの状態から手のロックを放し、すーっとそのまま立ち上がるといった何気ない動きに、タイガーの非凡さを感じさせられます。