1冊につきレスラー1人をフィーチャーしたグラフ誌で、「ベースボール・マガジン社」の兄弟会社である「恒文社」より発刊されていた「プロレスアルバム」。
創刊号がアブドーラ・ザ・ブッチャー、続いてミル・マスカラス、テリー・ファンク、アントニオ猪木、藤波辰巳…と当時の人気レスラーがラインナップされています。
ただ、さすがにレスラー1人で1冊ということに無理があったのか、No.14はそれまでフィーチャーされなかったレスラーを集めた「メモリアル・レスラー」として、これがラストナンバーとなりました。
しかし、No.15からは同時に「ザッツ・レスラーシリーズ」として、「1人で1冊」に拘らず、テーマに沿った内容のものも加わり、引き続き刊行されていきます。
プロレスアルバムNo.15(ザッツ・レスラーVol.1)は「ニューウエーブ7」として、これから活躍が期待されるレスラー7人が特集されていますが、その中の1人としてタイガーが選ばれています。
ちなみに残る6人は、ハルク・ホーガン、リック・フレアー、リッキー・スティムボート、デヴィッド・フォン・エリック、エル・カネック、ドス・カラスとなっています。
7人で1冊ということで、掲載しているページ数もさほど多くありませんが、発売が9月上旬と考えると、デビュー数戦で選出されているのは、やはりタイガーの登場は衝撃的だったと言えるでしょう。