プロレスアルバムNo.18(ザッツ・レスラーVol.4)はタイガーマスク単独の一冊となっています。
発行が12月5日ということで、デビュー戦から第2回MSGタッグリーグ戦の開幕戦までの7ヶ月間の様子が掲載されています。
内容は以下の通り。ただし、この目次、順番や内容が実際とはかなり違っていて、目次としての意味を成していません(苦笑)
ここに出てくる「高田」とは、高田伸彦(現在は髙田延彦)選手ですね。野球少年だったということで高田選手が抜擢されたのでしょうか
タイガー誕生の経緯が新間寿氏から語られています。
トレーニングの風景も掲載されていますが、ここでパートナーを務めたのが前田明選手というのも興味深いです。
ファンが撮ったオフショットも掲載。中央左側の写真のタイガーですが、左目のまぶたが腫れているのが分かります。ブラソスとの対戦で左目上部を切ったときですね。
専門紙(誌)の記者が撮影しないようなショットが載っているということでは、結構貴重な資料となっていますね。
私も当時、購入しました。タイガーからファンになった当時小学校高学年だった私は、プロレス専門誌を定期的に購読はしていなかったため、この本は初見の写真も満載で、また記事も読み応えがあり(内容に難しいところもありましたが)夢中になって読みふけった覚えがあります。
余談ですが、一つ、この本で不思議に思っていたことがあり、使われている写真に発売当時には存在しないはずの写真があるのです。ファンにサインをするタイガーの写真ですが、本が出版された時にはまだ使われていない牙の部分がカットされた、所謂「伝説」タイプのマスクを被っているのです。
ずっと「????」だったのですが、よく調べてみるとなんてことは無い、当方所有のものが初版ではなく、翌年の5月に重版されたものだったのです(苦笑)。
数年前に出版された、タイガー関係のプロレスアルバム3冊をまとめた合本があるのですが、それを確認したところ、初版では翌月発売のプロレスアルバムの広告が載っていたため、そこを差し替えてあったのです。
翌年5月の発売では、さすがにこの広告をそのまま掲載はできないですね~。