年末を迎え、翌年の準備を始める中、1982年のカレンダーとして、新日本プロレスのカレンダーとタイガー単体のカレンダーが発売されます。

新日本プロレスのカレンダーは1ページ1月で表紙を含めた13枚綴り。表紙に全選手(一部若手を除く)が映っています。

プロレス・カレンダー 1982

各月のラインナップは以下の通り。

1月…アントニオ猪木
2月…坂口征二
3月…藤波辰巳
4月…アントニオ猪木
5月…ストロング小林、長州力、キラー・カーン、タイガー戸口
6月…谷津嘉章(&藤波辰巳)
7月…タイガーマスク
8月…木村健吾、星野勘太郎、前田日明、ジョージ高野 剛竜馬、藤原喜明、荒川真、永源遥、木戸修
9月…アントニオ猪木
10月…坂口征二
11 月…藤波辰巳
12 月…アントニオ猪木

プロレス・カレンダー 1982

やはりここでも特筆すべきはタイガーマスクで、1人で1ページ使われているのは他には猪木、坂口、藤波の3名(谷津は前年にアマレスから鳴り物入りでプロに転向しており団体側の期待も大きかったため、藤波と2人で1枚となった?)くらいで、ここでも当時のタイガー人気が窺えます。

プロレス・カレンダー 1982

タイガーの月は、2枚の写真が使われていますが、1枚はソリタリオと組んだブラソスとのタッグマッチ。もう1枚はメキシコ遠征時の写真で、グラン浜田と一緒に勝ち名乗りを受ける写真となっています。

ちなみにこのメキシコ遠征の写真は他のメディアでも使われていないと思います。また、メキシコ遠征時の写真は少ないので、もしまだ日の目を見ずに眠っている写真があったら、ぜひ何かの機会に公開してほしいものです。

また、タイガー単体のカレンダーは1ページ2月で表紙を含めた7枚綴り。表紙は「第4回MSGシリーズ前夜祭」でアニメのタイガーマスクⅡ世のポップと握手をするタイガーの写真が使われています。

タイガーマスク・カレンダー 1982

各月のラインナップは以下の通り。

1、2月…コーナーポストに立つタイガー、後ろ姿でマントを見せるタイガー
3、4月…キックを放つタイガー(スコルピオ戦)
5、6月…タイガー・スープレックス・ホールド(スコルピオ戦)
7、8月…サイパンの海を満喫するタイガー
9、10月…ミドルキック(マスターズ戦)、ヘッドシザースホイップ(スコルピオ戦)
11 、12月…コブラツイスト(クロネコ戦)

タイガーマスク・カレンダー 1982
タイガーマスク・カレンダー 1982
タイガーマスク・カレンダー 1982

アントニオ猪木単体のカレンダーが発売されていない中、タイガーマスク単体のカレンダーが発売されたということは、とてつもない快挙と言えるでしょう。