東京スポーツ新聞社が制定し、毎年12月中旬に選考会が行われ、受賞者が発表となる「プロレス大賞」。
選考委員を東京スポーツの担当記者、カメラマンのみではなく、各スポーツ紙の担当記者や、専門誌編集長、プロレス評論家などが務めるため、権威のある賞となっています。
1981年のプロレス大賞は、この年にデビューしたタイガーマスクが、殊勲賞、敢闘賞、技能賞、大衆賞といった賞の、どの賞を受賞するかどうかが注目の的となりました。
結果としてタイガーが受賞したのは「大衆賞」。他の賞へのノミネートもあったようですが、デビューこそ4月でありながら、シリーズ本格参戦を果たしたのは8月下旬。4ヶ月間という期間の短さも選考からはずれた要因だったのかも知れません。
しかし、その短期間の中でプロレスファンのみならず、一般大衆をも魅了したという意味では、「大衆賞」というのも納得がいきますね。