1月9日に越谷市体育館で行われたタイガー、ジョージ高野vsダイナマイト・キッド、エル・ハルコン’78の生撮りが残っています。

82年1月9日 越谷大会

タイガー組は「おまえは虎になれ」のテーマに乗って入場してきますが、既に入場を終えているキッドがリング上に立ちはばかるため、タイガーはマントを場外で外し、コーナーポストには上らずリングインという珍事(?)が起こります。

その後、なかなか試合が始まらないことに業を煮やしたキッドがゴングを鳴らし、試合が始まります。

先発は高野とハルコン。ハルコンは78年に全日本プロレスに来日したエル・ハルコンとは別人ということで初来日となりますが、なかなかよい動きを見せます。

また、ノーTVの地方会場でもキッドの当たりは強く、高野にはカット一つにしても容赦ない攻めを見せます。また、タイガーとの絡みも非常に見応えがあります。

最後は、キッドが押さえた高野にハルコンがボディアタックを狙いますが、高野がよけたために同士討ちに。すぐさま高野がタイガーにタッチし、ロープワークから側転式のボディアタックを決め、タイガー組が勝利しました。

改めて見ると、タイガーとキッドの絡みは、デビュー戦を含めてまだ4回目ですが、非常にスイングしており、2人の非凡さを感じさせられます。

当時、この2人の絡みを生で見られた人が羨ましいです。