1月15日のワールドプロレスリングは、姫路よりエル・ハルコン’78とのシングルマッチが生中継でオンエアされます。

実況は古舘アナ。まず、ハルコンがビリー・コブハムの「NICKELS AND DIMES」に乗って入場してきます。

続いてタイガーが「タイガーマスクⅡ世」に乗って入場してきますが、花道にものすごい人が押し寄せ、揉みくちゃになりながらの入場となります。ちなみにタイガーが入場時に目を覆っているのは、フラッシュで目を痛めないようにするためだったらしいです。

試合が始まり、まずはグランドの攻防が繰り広げられます。これまでのメキシカンもそうでしたが、当時はメキシカンだからといって、試合開始から飛んだり跳ねたりという訳では無く、まずはじっくりグラウンドの展開から始まり、試合が組み立てられていることが分かります。

ハルコンもなかなかの試合巧者で、グランドも上手く、パンチやキックといったラフ殺法を織り交ぜながら、タイガーを攻め込んでいきます。また、タイガーも応戦し、見応えのある攻防となっています。

途中、ハルコンが見せたボディ・プレスは、ラウンディング・ボディ・プレスのような形で、タイガーがかわしたため自爆となりましたが、ハルコンの実力者振りがうかがえます。

ハルコンも良い攻めを見せますが、タイガーは要所要所で切り返し、終始余裕があるように見えます。

最後はリング下に落ちたハルコンがリング内に戻ってきたところにタイガーがキックの連打を浴びせ、ジャーマン・スープレックス・ホールドを決めて快勝しました。