1月22日のワールド・プロレスリングは、タイガー、星野勘太郎vsダイナマイト・キッド、ブレット・ハートのタッグマッチが鹿屋市体育館より生中継でオンエアされます。

82年1月22日 鹿屋大会

番組のオープニング「TV朝日スポーツテーマ」をバックにテロップが流れる中、タイガー組が入場してくるシーンが見られますが、先に入場しているキッド組がリング上からタイガー組を挑発します。

実況は保坂アナ。CM明け、レフェリーによるボディチェックの後、タイガーとキッドの先発で試合開始。その後のタイガーとキッドの試合でよく見られる腕の取り合いを見せますが、両者ともに譲らず互角の攻防を見せます。

キッド組は二人掛かりの攻撃を見せ、タイガー組を攻め込みます。

途中、ロープにもたれかかるキッドにタイガーがボディアタックを決めたところ、両者もつれるようにリング下に落ちるのですが、タイガーの腕がロープに挟まれてしまうというアクシデントが起こります。大事には至りませんでしたが、ロープの中がワイヤーだと思うと少しヒヤッとさせられました。

目まぐるしく攻守が入れ替われる展開で試合は続いていきます。ただ、ハートの動きも悪くはないのですが、キッドと比べると単調さともっさりとした感じで、あまりキレが感じられません。

ただ、キッドが(カットも含め)入ってくると、試合が締まります。また、タイガーとキッドの絡みとなると尚更で、やはり見応え抜群です。

場外に転落したタイガーにツームストーン・パイルドライバーをお見舞いするなど、激しい攻撃を加えます。

最後は、ハートのブレーンバスターを切り返したタイガーが、後方から肩口に跳び乗り、高角度前方回転エビ固めを決め、ピンフォール勝ちをします。

勝負が決まった瞬間、キッドが放送席のマイクを取り、マイクアピールを行います。こう見ると、キッドはマイクアピールが好きなのでしょうか?

いよいよ次週はタイガーとキッドのタイトルマッチとなります。