2月5日のワールド・プロレスリングは札幌中島体育センターからタイガーvsブレット・ハートのWWFジュニアヘビー級タイトルマッチが生中継でオンエアされています。

東京スポーツ 82年1月31日号
82年2月5日 札幌大会
THE WRESTLER Vol.6 82年2月5日 札幌大会

実況は保坂正紀アナ。CM明けまずはブレットがビリー・コブハムの「ON A NATURAL HIGH」で入場してきます。

次にタイガーが「タイガーマスクⅡ世」に乗って入場してきますが、花道に多くの観客が殺到しなかなか入場できません。そして何と坂口征二が他の若手レスラーと共に入場の整理をしています。

入場してくるタイガーに花束を投げ付けタイガーはなかなかリング内に入ることができません。ようやくタイガーがリング内に入り、セレモニーが行われます。

両者がコールされたところでCMへ。そしてCM明けは試合開始から25秒経過したところから始まります。

ブレットはパンチやキックといった打撃を中心に大技を絡め、タイガーを攻め込みます。

改めて見ると、ブレットの大きさが目立ちますが、ブレットもしっかりとタイガーの技を受けるため、パワーを誇示するような一方的な試合にはならず、攻防が進んでいきます。

タイガーが珍しくセカンドロープからのサマーソルト・ドロップを見せますが、ブレットはこれをかわし、大技でたたみかけます。

ドロップキックでブレットを場外に落としたタイガーは、ここぞとばかりにプランチャを放ちますが、ブレットにかわされて自爆となってしまいます。

先にリングに戻ったブレットはエプロンに上がったタイガーにパンチやキックで攻撃を加え、タイガーはピンチとなります。

更にタイガーにロープの反動を使った攻撃を加えようとブレットは反対側のロープに走りますが、ロープに跳び乗ったタイガーはこれ以上は無いというドンピシャのタイミングでカウンターのミサイルキック一閃!えげつない角度で当たり、この一発でブレットはKOとなります。

最後はダメ押しのダブルアームスープレックスでタイガーがブレットから3カウント。タイガーが勝利し、2度目のタイトル防衛に成功しました。

次週はタイガーへの3人目の刺客、ベビー・フェースとのタイトルマッチが行われます。