タイガーマスク初の自叙伝となる「翔べタイガーマスク」が出版されます。発行が1982年4月20日となっているので、3月中旬から下旬頃の発行だと思われます。
まず、付録のピンナップから。綴じ込みとなっています。
カラーページから白黒ページへ写真が何ページか続きます。
全部で6つの章で構成されており、章と章の間に写真のページがあります。
エッセイのページに対して、写真のページの比率が高くなっており、文章的には物足りないと感じる人もいるかも知れません。
しかし、掲載されている写真もデビュー当時から発行時までの(中には他の専門誌でも使用されていない)ものが満遍なく使われており、タイガーマスクからファンになったチビッコにはうれしい内容では無かったかと思います。
途中からは再びカラーページが続きます。
帯を外すと表紙はこのような感じです。
カバーはこのような感じになっています。
タイガーとしてデビューするまでの経緯や海外武者修行時代のエピソードなども、完全なる正体明かしにはならないよう、また読み物として読み応えがあるものになるよう、脚色している部分が多くあります。
また、「タイガーマスク著」とはなっていますが、文章的に見てタイガー本人では無いですね(苦笑)。タイガー本人から聞き取った内容をライターがドラマティックな内容になるよう文章を作り上げていたのだと思います。
しかし、こういったことはよくある話で無問題。タイガー初の自叙伝というところに価値がある本だと言えるでしょう。