5月7日の「ワールドプロレスリング」は5月6日の福岡スポーツセンターからの録画中継。予定されていたタイガーとペロ・アグアヨのWWFジュニアヘビー級タイトルマッチは、グラン浜田とブラック・タイガーの王座決定戦に変更されています。

82年5月6日 福岡大会

THE WRESTLER Vol.8 82年5月6日 福岡大会

まずは両選手の入場から。B・タイガー、浜田の順で入場してきます。

続いてタイガーがリングに上がり、ベルトを返上します。

CMをはさんで試合開始。グランドでの攻防が繰り広げられます。

ショルダースルーを切り返した浜田。すかさずドロップキックを放ちますが、相打ちになります。

場外のB・タイガーに向かって浜田はトペを放ちます。

しかし、そのまま場外戦になり両者リングアウト。

納得のいかない浜田が抗議。協議の結果、延長戦に入ります。

コーナーで観客にアピールするB・タイガーに浜田はドロップキック。

激しい攻防が繰り広げられます。

ブレーンバスターを狙ったB・タイガーでしたが、ポジションが悪かったため、両者場外に転落となります。

先にリングに上がった浜田はエプロンのB・タイガーにドロップキック。

すかさず浜田はトップロープからのプランチャを見せますが、これをB・タイガーがかわしたため自爆に。

ダメージの大きい浜田はそのままリング内に戻れず、リングアウト負けに。

B・タイガーが新王者となりました。

当初予定されていたであろう「アグアヨを倒してタイトル防衛、ソントンから王座を奪取し、浜田を破って真の二冠王へ」という流れとは変更を余儀なくされることとなりましたが、タイガーが苦戦して勝てなかった相手であるB・タイガーにタイトルが移動したことで、「タイガーは王座に返り咲けるのか?」という点に注目が集まってきて、その後の展開が面白くなってきました。

ただ、タイガーと対戦する予定であったアグアヨがタイトル戦線から外れ、その後も国内では対戦が無かったことは少々残念でした。