タイガー組とホセ・エストラーダ組のジュニアヘビー級レスラーによるタッグマッチに続いて、セミファイナルも星野勘太郎、グラン浜田組とブラック・タイガー、ペロ・アグアヨのジュニアのタッグマッチが放映されます。

試合序盤から星野にツームストーン・パイルドライバーを放つB・タイガー。ツームストーン・パイルドライバーを必ずしもフィニッシュ技として使っていたわけではありませんでした。

2人を1人で相手にする星野。B・タイガー、アグアヨを翻弄します。

場外に落ちたB・タイガーとアグアヨに向けて、星野が踏み台となって浜田が助走を付けたプランチャを放ちますが、浜田が足を滑らせてしまい失敗。飛距離が足らず自爆となります。

すかさず星野がトップロープからダイビングボディアタック。そのまま場外乱闘になり両軍リングアウトの引き分けとなります。

アントニオ猪木、タイガーの2大看板の欠場により、マッチメーク的にもピンチを強いられた新日本プロレスでしたが、各レスラーの奮闘によっていつもと変わらぬ盛り上がりを見せたシリーズとなりました。

当時としては珍しい、1回の放送でジュニアの試合が2試合行われたということからも、ジュニアの実力者たちによって支えられて、シリーズを乗り切ることができたのではないかと感じさせられます。