CM出演中のタレントに不祥事があった場合は即刻契約解除。それまで流れていたCMも別の物に差し替えられ、その姿を見られなくなります。それだけ出演タレントのイメージがそのCMのイメージを決定づけることとなり、好感度が高いタレントが出演していればその商品の好感度も上がり売り上げにつながるということになります。

そんな中、タイガーが食品会社のケロッグのCMキャラクターに起用されます。

ケロッグは、アメリカに本社を置く企業で、シリアル食品や菓子などの食品の製造を行っており、中でもお笑い芸人のミルクボーイがネタにしていたコーンフレークで有名です。

THE WRESTLER Vol.8

タイガーが起用されたのは、コーンフロストの赤いスカーフを巻いたトラのキャラクター(『トニー・ザ・タイガー』というそうです)とかけて、トラつながりで…という訳では無く、おそらく「君も『コーンフレーク』を食べて、タイガーのような強靱な体を手に入れよう!」といった感じで、コーンフレークなどのシリアル食品をよく食べるであろう子どもたちをターゲットにしたからと思われます。

そんなケロッグの販売促進グッズとして下敷きがあります。当時の雑誌の付録に付いていたような、紙製の下敷きと言いながらあまり下敷きの用をなしていないものでなく、プラスチック(?)のしっかりとした作りとなっています。

 

タイガーの人気が、プロレス界のみならず、一般世間にも広がっていたことが、こういった一般企業のCMに起用されたことでも分かりますね。