日本の特撮ヒーロー「ウルトラマン」のキャラクターをそのまま借用(もちろん無断)してメキシコで生まれたウルトラマン。
タイガーからプロレスを見始めた私としては、てっきりこれが初来日だと思っていたのですが、実は3年前の1979(昭和54)年に初来日しており、これが2度目の来日だということが後に分かりました。
初来日の初戦では当時、WWFジュニアヘビー級王者の藤波辰巳とシングルマッチを行い引き分けています。
また、このウルトラマンはもちろん円谷プロダクション(ウルトラシリーズの製作元)の公認ではありませんでしたが、この藤波戦では新日本プロレスが円谷プロの関係者を会場に招待し、また試合前に本物のウルトラマン(の着ぐるみ)が登場し、花束贈呈を行ったそうです。]。
また、シリーズ中には6人タッグながらアントニオ猪木とも対戦していたということです。
マスクのデザイン的にはまあまあな感じもしますが、細部にこだわらないメキシコ人が作ると「こんなものかなぁ」というところですかね。
ただ、当時見ていた自分としては、やはりウルトラマンというと赤とシルバーのイメージが離れず、上半身は裸、タイツやシューズはシルバー1色というのは、実物の「ウルトラマン」とはかけ離れている感は否めませんでした。