サマーファイト・シリーズⅠの最終戦、横須賀大会の生撮りの映像が残っています。

82年7月8日 横須賀大会
THE WRESTLER Vol.9

タイガーは星野勘太郎と組み、ウルトラマン、エル・ポラコ組と対戦します。

先発は星野とウルトラマン。ウルトラマンは例の新光線を見せます(笑)

タイガー組は、ウルトラマン組の2人掛かりの攻撃を巧みにかわして同士討ちを誘い、ウルトラマンとポラコの間に微妙な空気が流れます。

しかし、ウルトラマン組も巧みな連携で、タイガーを攻め込みます。

タイガーはローリング・ソバットで反撃すると

タッチロープをポラコのコスチュームに縛り付けコーナーに固定し、身動きをとれなくしてしまいます。

固定されたポラコは、タイガーのキックになすすべが無くグロッキー状態に.

一方のウルトラマンもタイガー組に2人掛かりで攻められますが、ポラコは救出に入ることができません。

星野はウルトラマンに掟破りの逆光線(笑)

最後は、側転式のクロスボディからサマーソルト・ドロップ。

セカンドロープに駆け上ったタイガーは、そのままラウンディング・ボディ・プレス!

セカンドロープからのラウンディング・ボディ・プレスという珍しい技で(テレビでは未公開か?)、タイガー組が勝利を納めます。

試合後には、負けに納得しないウルトラマンが、ミスター高橋を巻き込んで、ポラコと乱闘を繰り広げます。

ウルトラマンがポラコと延々とやり合っていたのは、2人は来日前にメキシコで抗争を繰り広げていており、シリーズも最終戦を終えタッグを組む必要が無くなったたためということもあったからかも知れません。しかし、メキシコのことを知らない観客には、この2人のやり取りはどう映っていたのでしょうか。

東京スポーツ 82年7月10日号