9月24日のワールドプロレスリングの中継がなかったため、開幕戦の後楽園大会と同様に地方放送用の素材として録画してあったのでしょうか、当時オンエアされなかった9月19日の後楽園大会も「FIGHTING TV サムライ」の「闘いのワンダーランド」で放送されます。

この日のタイガーは星野勘太郎と組み、ブラック・タイガー、ビジャノⅢ組と対戦します。

THE WRESTLER Vol.11

両チームの入場シーン、まずはB・タイガーとビジャノが「フットボールファイト」に乗って入場してきます。

続いてタイガー、星野組が「燃えろ!吠えろ!タイガーマスク」に乗って入場します。

先発は星野とB・タイガー。

マスクマンコンビは連携プレーを見せ、2人掛かりで攻撃を加えます。

ビジャノがタイガーにヘッドシザース・ホイップを決めると

タイガーも同じ技を決め意地を見せます。

B・タイガーは場外の星野に、トップロープからスレッジハマー。

さらに場外でのブレーンバスター!

ビジャノのアシストを受け、再びブレーンバスター‼

タイガーはビジャノをストレッチに極めながら、B・タイガーを挑発します。

ビジャノはタイガーに釣鐘固め(カンパーナ)。

ビジャノが捕まえたタイガーに、B・タイガーがトップロープからの攻撃を加えると

すかさずビジャノも同じ技を見せるなど、2人の連係プレーが冴えます。

タイガーがB・タイガーをロープに固定すると

星野が攻撃を加えますが、タイガーはトップロープに体重を加えて押さえ、何気にB・タイガーを脱出しにくくしています。

ビジャノのピンチにカットに入ってきたB・タイガーでしたが、それを星野が捕まえると、攻撃を加えようとタイガーがトップロープに上がります。

それを察知した星野がB・タイガーを場外に落とすと

タイガーはビジャノにダイビング・ボディ・アタック!

星野が場外のB・タイガーにトップロープからのプランチャを決める間に

(実はタイガーに試合の権利はありませんでしたが)ビジャノに風車式バックブリーカーを決め3カウントを奪い、勝利します。

試合後も乱闘を繰り広げる両チームでした。

こちらもマニアによる生撮りが残っています。

ビジャノは最後にフォールこそ取られましたが、小気味よい動きでタイガーや星野と対峙しても遜色無く感じました。シリーズ中のテレビへの露出は福岡でのタイガーとのタイトルマッチのみで、それ以外のテレビ中継がされなかったところが残念に思えます。

また、B・タイガーはヨーロッパ系ですが、グラウンドを主体としたレスリングを展開するというよりは、休みなく矢継ぎ早に攻撃を加え、時にはトぺを繰り出すなど立体的な技を繰り出すレスラーなため、ルチャのビジャノとも動きのテンポが合っているように感じられました。

タイガーは意外とマスクマンコンビとの対戦は少なく、4人中3人がマスクマンという華やかな光景はプロレスのならではのものと言え、テレビ中継がなかったことが誠に惜しまれます。