別冊ゴングには中ページに綴じこまれた特別付録があり、外国人選手の過去の来日の全記録やリーグ戦の全成績を載せるなど、資料としての価値が高いものがありました。

このシリーズ企画の中に「殺人技写真解剖」という、特定のレスラーに照準を絞ってそのレスラーの必殺技を紹介するというものがあり、過去にはアントニオ猪木、ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田が扱われ、好評を博していたようです。

そして、82年10月号と11月号の2回にわたって、タイガーマスクの技が紹介されています。

別冊ゴング 82年10月号(日本スポーツ出版社)

別冊ゴング 82年10月号(日本スポーツ出版社)

別冊ゴング 82年10月号(日本スポーツ出版社)

別冊ゴング 82年10月号(日本スポーツ出版社)

別冊ゴング 82年10月号(日本スポーツ出版社)

別冊ゴング 82年11月号(日本スポーツ出版社)

別冊ゴング 82年11月号(日本スポーツ出版社)

別冊ゴング 82年11月号(日本スポーツ出版社)

別冊ゴング 82年11月号(日本スポーツ出版社)

75の殺人技ということで、前半に空中殺法を中心に45の技を、後半にスープレックスを中心とした30の技を紹介していますが、ページの関係で後半の巻末にはタイトルマッチの記録が掲載されています。

別冊ゴング 82年11月号(日本スポーツ出版社)

別冊ゴング 82年11月号(日本スポーツ出版社)

別冊ゴング 82年11月号(日本スポーツ出版社)

さすがに75となるとやや強引なものもありますが、改めてタイガーの技の多彩さが感じられます。

またこの後にも「バック宙キック」や「ムーンサルトニードロップ」などのオリジナルの技を編み出していったタイガー。その研究熱心さや向上心もファンを魅了していたのだと改めて思いました。