ワールド・プロレスリング11月20日の放送は、この日に開幕した「第2回MSGタッグリーグ戦」の模様が、志木市体育館から生中継されています。
番組の冒頭で、前日の19日に後楽園ホールで行われた前夜祭の様子がダイジェストで紹介されました。
その中でタイガーvsジョージ高野の試合が10数秒流れましたが、なぜかフィニッシュシーンはありませんでした。
また、テレビ中継には乗りませんでしたが、前夜祭で新日本プロレス創立10周年の表彰が行われ、その1人にタイガーも選ばれたということが「週刊ファイト」で報じられています。
ヘビー級レスラーのタッグリーグということで、タイガーはリーグ戦には不参加。ファンの注目は、リーグ戦の星取りに集まりますから、必然的に公式戦がオンエアされることになります。
また、参加メンバーも多かったため、タイガー用の軽量級の選手を招聘することはできず、タイガーは前座でクロネコ、ジョージ高野らとの対戦が中心となり、しばらくタイガーの試合はオンエアはされませんでした。
ただ、特筆すべきは、この時期に寺西勇(後にライバルとなり、結果としてラストマッチの対戦相手となった)と3回対戦しており、タイガーが全勝(体固め1回、逆さ押さえ込み1回、リングアウト勝ち1回)しているということ。当時のタイガーと寺西、それぞれの置かれたポジションがよく分かります。