第2回MSGタッグリーグ戦は12月10日の大阪大会で終了しており、これが新日本プロレスの1981年最後の興行となっています。
その後のシリーズオフにもワールド・プロレスリングは放送されますから、そこではシリーズ中に録画してあった大会の模様がオンエアされています。
12月18日には12月8日の蔵前大会が、12月25日の年内最後のワールド・プロレスリングでは12月1日の名古屋大会がオンエアされています。
この日のタイガーは藤波選手と組み、エル・カネック、スーパー・マキナ(スペル・マキナ)とタッグで対戦しています。
先発は、タイガーとマキナ。マキナはカネックとのコンビで、タッグリーグ戦にエントリーしており、体格的にはヘビー級になり、タイガーとの体格差は歴然です。
マキナはアメリカンフットボールをモチーフにしたコスチューム。タッグリーグ戦では、白星配球係となってしまいましたが、なかなかよい動きを見せます。
そして、藤波とカネックの対戦。ライバルとして抗争を繰り広げてきた2人のため、とても手が合っており、安定した動きを見せます。
体格差で勝るマキナは、パワーを利した技で攻めますが、タイガーはスピードで攪乱します。
ここでタイガーとカネックの対戦。蔵前大会の前哨戦となりますが、オンエア上はこちらの放送が後になるため、そちらには一切触れておりません。
カネックは憎々しげな態度で、タイガーとの体格差をアピール。こちらもパワーを利した技でタイガーを圧倒します。
カネックとマキナに攻め込まれるタイガーですが、タイガーは体格差をものともせず、キックと空中殺法で反撃します。
最後は藤波が仰向けにおなったマキナの両足首を抱え、シーソー式で起こしたところにタイガーがトップロープからフライングボディアタック。その勢いで、タイガーはカットに入ったカネックに片足でのドロップキックを決め、カネックは場外に転落します。そのカネックにタイガーがプランチャを仕掛ける中、藤波がマキナにブレーンバスターを決めフィニッシュ。タイガー組の勝利に終わりました。
これで1981年のワールド・プロレスリングは終了となります。