デビュー戦に続いてタイガーが公の場に姿を表したのは、81年5月7日、新宿の京王プラザで行われた「第4回MSGシリーズ前夜祭」となります。

前夜祭に先立って行われた記者会見で、通称「ぬいぐるみ」と呼ばれる新しいマスクを披露。漫画の原作者の梶原一騎氏がコメントを述べたり、新間寿氏から「日本で数試合行った後、メキシコ、ヨーロッパを転戦し、6月20日に帰国、新日プロのスペシャル・エヴェントに参加させる。」と発表したりしたことが東スポで報道されています。

東京スポーツ 81年5月9日号

また、この日、当時若手の斉藤弘幸(後のヒロ斉藤)を相手にエキシビション・マッチを行い、オリジナル技の「タイガー・スープレックス・ホールド」を初公開しています。しかし、エキシビション・マッチの様子は報道されていません。

この日の様子を報道したのは東スポのみで、他の雑誌類では、写真は撮ってあったようで、その後の特集記事などでこの日の写真が使われています。