アントニオ猪木とアブドーラ・ザ・ブッチャーの初のシングルマッチやタイガーが保持するWWFジュニアヘビー級タイトルの初防衛戦が行われた東京体育館大会。

「東京スポーツ」では、1面に猪木vsブッチャーと並べて、フィニッシュとなったタイガーのジャーマンの連続写真が使われています。

東京スポーツ 82年1月30日号

また、2面には試合の詳細が

東京スポーツ 82年1月30日号
東京スポーツ 82年1月31日号

「週刊ファイト」はほぼ1面を使って試合の模様を伝えています。

週刊ファイト 82年2月9日号 (新大阪新聞社)

「ザ・プロレス」もほぼ1面、カラー写真をふんだんに使って試合を報じていますが、フィニッシュのジャーマンは、「東京スポーツ」紙とは別のアングルから撮影した連続写真が使われています。

ザ・プロレス 82年2月23日号 (東京スポーツ新聞社)

「別冊ゴング」「プロレス」「ビッグレスラー」でも、多くの写真を使い、激闘の模様を報じています。

別冊ゴング 82年3月号(日本スポーツ出版社)
別冊ゴング 82年3月号(日本スポーツ出版社)
プロレス 82年3月号(ベースボール・マガジン社)
プロレス 82年3月号(ベースボール・マガジン社)
プロレス 82年3月号(ベースボール・マガジン社)
プロレス 82年3月号(ベースボール・マガジン社)
ビッグレスラー 82年4月号(立風書房)

紙(誌)面からも、激闘の様子が伝わってきます。タイガーの足首負傷のため、キッドが一方的に攻める試合展開になってしまった元日決戦に比べ、華麗なる技の応酬となった今回の試合は、編集者としても使用する写真選びには困らなかったでしょうね。

また、「別冊ゴング」には、敗れながらもその存在感を示したキッドを特集した記事が書かれています。

別冊ゴング 82年3月号(日本スポーツ出版社)