第5回MSGシリーズ中の高知大会ですが、少し変わった映像が残っています。
未発売のソフトの映像らしく、軽快な音楽が流れる中、まずは会場入りするをする選手の姿が映し出されます。
こういった風景の映像は思っているよりも残っておらず、とても珍しいです。
試合前の練習風景も収録されています。
試合が映し出されますが、ビデオ用の撮影が入っていたということですが、テレビ用のライトでは無いため薄暗いです。
ちなみに今こそ会場全体が明るくなっていますが、当時は体育館の照明は全部消して、リング上に設置されたライトのみでリング上を照らしていました。この方がリングが浮かび上がるようになってファンも集中しやすいということ、また客席が暗いことで選手が集中しやすいという点があったようです。
しかし、テレビ中継では、会場が暗いと陰湿に感じられることや、客席の不入りを誤魔化しているのではないかと思われないように、テレビ用の照明に加え、会場全体の照明を点けて明るくするようにしていたということです。
まあ、当時はどこの会場も大入りで不入りを誤魔化す必要もありませんでしたが、そのおかげで、客席にいる女性や子どもの姿も見えるようになり、会場全体が華やかに見えるようになったそうです。
この薄暗い中での試合というのもノーTVの地方会場ならではの風景とも言えますね。ちなみにビデオソフト用の素材ということですが、定点からの1台のカメラによる撮影となっています。
この日のタイガーは木村健吾とタッグを組み、コロソ・コロソッティ、ブラックマン組と対戦します。
タイガーとブラックマンは手が合うのか2人とも小気味よい動きを見せます。
最後は側転からのボディアタックでタイガーがブラックマンからピンフォール勝ちを納めました。