4月16日のワールドプロレスリングは前週に引き続き、第5回MSGシリーズ中の3月31日の愛知県体育館からの録画中継。タイガーは木村健吾と組んで、スティーブ・ライト、ブラックマンの異色タッグと対戦します。

82年3月31日 名古屋大会
 
 

ここでちょっと驚きの映像。番組のオープニング映像の中で、タイガーの試合のフィニッシュシーンが流れます(汗)。

 
 
 
 

ここでブラックマンのコーナーポストでの三点倒立が見られます。

 
 

両チームのコールの後、試合開始4分が経過したところから始まります。

 
 

ライトのヘッドシザースを側転で切り返すタイガー。

 

ここでも定番のモンキーフリップの応酬が見られます。

 

腕を取られたライトは、高橋レフェリーを引き寄せ、後方回転をしながら脱出するというトリッキーな動きを見せます。

 
 

リバーススープレックスで叩きつけられた木村はブリッジで起き上がるというテクニックを見せ、実力者ぶりを窺わせます。

 

この辺りからライトがブラックマンにタッチせず、1人でタイガーと木村を相手にするというシチュエーションとなります。ただ、ライトが相手に捕まってローンバトルを強いられているといった感じでは無く、ライトが1人でレスリングを楽しんでいるといった感じで、穿った見方をすると、ブラックマンに対し「お前は必要ないよ」という態度を見せているようで、ここでもライトの身勝手な感じが見受けられます。

 
 
 
 

ようやくブラックマンにタッチすると、ルチャ感が出てきます。

 

木村がブラックマンをフルネルソンに極めるとタイガーがコーナーポストに上って攻撃を狙います。

 

しかしライトがカットに入ろうとしたため、タイガーは2人の頭上を越えてフライングボディアタック。

 

ブラックマンはライトに覆い被さったタイガーにエルボードロップを見せますが、これはタイガーに避けられて同士討ちに。

 

立ち上がったタイガーは動揺するブラックマンにボディアタックを見せますが、ブラックマンは冷静にかわします。

 

しかし最後は両腕を極めたタイガーがタイガー・スープレックス・ホールド一閃。タイガー組の勝利となりました。

 
 
 
 

そして、CM明けに古舘アナによって次期ビッグファイト・シリーズ参戦レスラーの紹介が行われますが、ここでブラック・タイガーが登場。

 

しかし、残念ながら本人の実際の姿では無く、タイガーの姿をネガポジ加工したものです。ただ、こちらの方が不気味さを増して、ミステリアスさがより感じられていると思いました。

 
東京スポーツ 82年4月2日号