初代タイガーマスクが衝撃のデビューを飾ってから、本日で42年。中途半端ではありますが(苦笑)、デビュー42周年を記念して、デビュー戦マスクを紹介します。

こちらはTIGER ARTSの商標で初代タイガーマスクの版権のライセンスを受け、初代タイガーマスクのマスクを始めとする様々な商品を製造・販売している通称「YN製」のマスクになります。

初代タイガーマスクのデビュー戦マスクの仕様を独自に解析し、復刻したマスクで、2年前のデビュー40周年に合わせて販売されました。なお、2種類発売されており、こちらはグレードの高い「ノスタルジック・エディション」となります。

「プロレス・マスク・ワールド」のHPによる説明は以下の通り。

●シワがほとんど出ない、2枚接ぎ(ハギ)仕様を再現

●サイズは少しきつく、かぶると目が圧迫される程度まで小型化

●写真資料が少なかった為、模様は写真(ゴング誌より)とDVD(ビデオ・パック・ニッポン様)を参考にし、 色は写真を参考に(DVDは色味が濃く出てしまっている為)

●黒の模様は、あらゆる角度から見て、当時被っていたものに近づけ、 模様の外周がくっきり出過ぎないように、敢えてぼかしやブレを入れた

●左右対称な模様は一つもなく、すべて左右非対称に

●左右の目の形や大きさも左右非対称に

●首周りは、「紐で縛るタイプだった」という初代タイガーマスク本人のコメントから、紐仕様

●着色は、細かな塗り残しやグラデーション含めて、可能な限り再現

●モノクロのアップ写真に目、鼻、口に、ステッチがあることを確認し、裏当ては袋縫いで再現。

●耳の形は、付け根から半分程度、本体に密着している点やあまり腰がない形状を再現

●左右の髭の1段目の山の上から耳が縫われているところ、耳の付け根の位置の違いを再現

●左側の髭の一部に着色があるところを再現

●髭の谷間と縞模様の位置関係を再現

なお、裏側には、当時のマスクには無かったタグ(サイン入り)が付いています。

さすがに当時の手描きまでは再現できませんが、細部にまで拘っているだけあって、模様の差異や全体のバランス等、とてもよく再現されていると思います。

また、実物を手にしたときに思ったことは「小さい!」ということ。他のマスクの撮影にも使っているマネキン(実際の人間の頭よりやや小さめにできています)に被せるときにも、「縫い目の部分などが破れてしまうのでは?」と思うほど小さかったです。

当時もこれくらいのサイズで、さらにポスターカラー等で着色したためゴワゴワしていたかと思うと、このマスクを被ってよくあんな動きが出来たなあと、改めて佐山氏の非凡さを感じました。