「ザ・プロレス」では、「サマー・ファイト・シリーズ」の模様は伝えられていません。

「週刊ファイト」では、試合の模様は伝えられていませんが、今回初来日であるスコルピオのインタビュー記事が掲載されています。

週刊ファイト 81年8月18日号 (新大阪新聞社)

「ベテランでありながら目立ったタイトル歴が無いのは、自分の立ち位置がエースの引き立て役(バイプレーヤー)であるから」「入場時のコスチュームは昔からのメキシコの農夫の姿“ランチェロ”である」といった自身に関することから、「UWAの幹部の1人として、今後の新日本プロレスとUWAとのより深い結び付きについても考えている」といった類いの内容も書かれています。

リング上では「主役を引き立てる小悪党」という印象が強いですが、実はUWAのブレーンという別の顔をもっていることがわかり、非常に興味深いです。

「週刊ファイト」はタブロイド紙ということで、新聞のような作りになっていますが、表紙がくる1番外側の1枚目の紙が、カラーになっています。記事は3ページ目から始まるので、1枚目を外すと内側の見開き2ページが特集ページになっており、カラー写真をふんだんに使ったページとなっています。

その「週刊ファイト」の81年8月11日号に、「マスクマン 華麗な世界」として、当時活躍中のマスクマンの写真が並べられています。その中にタイガーの写真(5月7日のMSGシリーズ前夜祭、斉藤弘幸戦)があります。

週刊ファイト 81年8月11日号 (新大阪新聞社)