8月29日に行われた田園コロシアム大会。タイガーはブラック・タイガーとのWWFジュニアヘビー級タイトルマッチを行いますが、この日はノーTV。天候に左右されやすいということもあったのでしょう。また、昼間の開催ということで録画でも夜の放送に合わないということもあったかもしれません(そういえば「ワールドプロレスリング」内で昼間に行われた大会が中継されたことはないかも)。
しかし、マニアによる生撮り映像が残っており、こちらの試合も見ることができます。
まずはB・タイガーが、「スナイパー・フロム・ザ・ダークネス」にのって入場。これはバッドニュース・アレンのテーマ曲ですが、今ほどテーマ曲へのこだわりがなかった時代には、このような使い回しがあったようです。
続いてタイガーが入場してきます。
タイトルマッチのセレモニーの後、両者がコールされます。
高橋レフェリーによるボディチェックが終わり、試合開始。
B・タイガーのモンキーフリップを切り返すタイガー。
ブレーンバスターの体勢からトップロープに腹部を叩きつけます。
B・タイガーはロープに固定され身動きが取れなくなります。
ここでタイガーはトップロープに座りより脱出しづらくすると
かの有名なセカンドロープに寝そべってのお昼寝ポーズ(笑)
B・タイガーはセカンドロープからの雪崩式ブレーンバスターで攻め込みます。
最後は両者もつれあう形で場外に転落。
場外でのツームストーン・パイルドライバーを狙ったB・タイガーでしたが
タイガーが切り返して逆にツームストーン・パイルドライバー!
先にリングに戻ったタイガーがリングアウト勝ちを収めます。
納得のいかないB・タイガーはタイガーにマイクでアピール。
タイガーがタイトル防衛に成功しました。
現在は8月下旬から2学期が始まる学校も少なくありませんが、当時はほとんどの学校の2学期の始まりが9月1日で、8月いっぱいが夏休みでした。
この8月29日は子供たちにとっては夏休み最後の日曜日ということになり、もうすぐ夏休みが終わってしまうという寂しさを感じながらも大会を楽しんでいたことでしょうね。
ただ冷房のない屋外会場で、それも昼間の開催など、猛暑日が何日も続く現在では開催がためらわれるところでしょうが、1982年8月の平均気温は27.1℃だったということで、それだけ当時の気温が今ほど高くなかったことを改めて感じさせられますね。