メキシコ遠征を経て、日本マットに再登場したタイガーマスク。
6月3日の名古屋大会で挨拶のためにリングに上がりますが、ここからマスクが通称「牙付き」と呼ばれるマスクになります。
アニメのイメージに近付いた「ぬいぐるみマスク」に比べると、デザイン的にはアニメとはやや離れてしまった感も否めません。
しかし、「ぬいぐるみマスク」が立体的な作りとなり実戦向きで無くなってしまった点や、そもそも動物(トラ)と人間の顔の造りが違うわけで、機能性とデザインを兼ね備えたマスクという点では、とてもカッコよく仕上がっていると思います。
この牙付きマスクの試合用は、大別すると前後期の2種類があり、さらに細かく分類すると1号~5号までがあります。
1、2号が前期タイプとなりますが、後期タイプとの違いの大きな特徴としては、「耳の付き方が後ろ向きで、ボアが耳の前から取り付けられている」「こめかみの上の部分に“ブーメラン”と呼ばれるパーツが付いている」の2つが挙げられます。
「牙付き」は当時のアニメ「タイガーマスクⅡ世」のスポンサーであった「ポピー」による製作ということが定説になっていますが、実際に誰が製作したかは不明です。