当時のプロレス界では、シリーズの合間に合宿や合同特訓を行ったり、ビッグマッチに向けて特別な練習を行ったりし、それが新聞や雑誌で報じられることが多々ありました。
初のシリーズ本格フル参戦を控えたタイガーも、シリーズに向けて8月12日から14日の3日間、蓼科高原で藤波選手と合同特訓を行います。
この模様は各新聞及び専門誌で報じられています。
「東京スポーツ」には、2枚の写真が使われ、藤波選手へのインタビューと共に報じられています(残念ながら、タイガーのインタビューは無し)。
「ゴング」では、10月号でカラーの見開き2ページと、モノクロページの「GONG GOSSIP」のコーナーで紹介しています。
「デラックスプロレス」10月号では、モノクログラビアで8月6日のスコルピオ戦も含めた9ページに渡る特集が組まれ、「今注目のマト!タイガー・マスクと激突させたい10人の男たち」と共に6ページに写真が使われています。
「ザ・プロレス」では、鶴田が越中を帯同して伊豆で合宿を行ったという記事と共に、1ページを使って報じています。
「絵作りのため」と言ってしまえばおしまいですが、シリーズ(ビッグマッチ)に向けてレスラーが特訓する姿を見て、ファンの期待が高まって行ったのも事実です。