「ワールド・プロレスリング」9月18日の放送では、広島県立体育館から藤波辰巳、タイガーマスクvsエル・ソリタリオ、エル・ソラールのタッグマッチが生中継されています。
これは、来週に控えた、田園コロシアムでのビッグマッチに備えた前哨戦となります。
テレビ中継では、タイガー組のコールから始まり、試合はノーカットで放送されますが、市販のDVD「初代タイガーマスク~猛虎伝説~Vol1」に収録されている試合は、途中が大幅にカットされており、タイガーの活躍する場面を中心としたダイジェストとなっています。
試合はタイガーvsソラールで始まりますが、序盤の腕の取り合いで、タイガーがソラールの左腕をロックすると、田コロ決戦の結果を知っているため、少しドキッとしてしまいます。
その後は藤波vsソリタリオ、タイガーvsソリタリオ、藤波vsソラールと試合が続いていきます。
初来日のソラールも、体格差のある藤波を果敢に攻めたり、軽快な空中殺法を見せたりとなかなかいい動きをしています。
4者の素早い動きと目まぐるしいタッチワークで、試合はスピーディーな展開になり、次週の田コロ決戦に向けて、否が応でも期待が高まっていきます。
試合の終盤、タイガーがソリタリオにサマーソルト・キックを試むも、先週の中継に引き続き、汗で滑り失敗します。そこでやや焦ったか、タイガーはエルボー・スマッシュで場外に落ちたソリタリオにプランチャを見舞いますが、これもかわされてしまいます。
続いてソラールが、場外でソリタリオにフルネルソンに捕らえられたタイガーに向かってプランチャを見舞いますが、タイガーが間一髪よけて、ソラールとソリタリオと同士討ちに。慌てたソラールに、今度は藤波がドラゴン・ロケットを決めます。そのまま4者場外戦にもつれ込み、結果、両軍リングアウトのドロー。決着は、次週放送の田コロ大会に持ち越されました。