7月16日の「ワールドプロレスリング」は、福岡県中間市体育文化センターからの生中継。サマーファイト・シリーズⅡの開幕戦が放送され、タイガーは木村健吾と組み、ダイナマイト・キッド、ブレット・ハート組と対戦します。

82年7月16日 中間大会

THE WRESTLER Vol.10

まずは番組のオープニングタイトルが流れる中で、タイガー組の入場シーンが映し出されます。

CM明け、両チームのコールの場面から放送が始まります。

先発は木村とハート。

攻守が目まぐるしく入れ替わる展開を見せますが、キッドの攻撃は相変わらず当たりが強いく、やはりタイガーとキッドの絡みは見応えがあります。

タイガーはギロチンドロップからサマーソルトドロップ、その場跳びのラウンディング・ボディ・プレスと流れるような攻撃を見せます。

ハートがタイガーを場外に落としたところに、キッドがツームストーン・パイルドライバー!えげつない攻撃を加えます。

コーナーに振られたタイガーが、サルトモルタルで切り返すと、

着地したタイガーにキッドがドロップキック!

2人同時にニップアップで立ち上がります。

木村を捕まえたキッド組は、巧みなタッチワークで木村に攻撃を加えます。

木村はバックドロップで反撃、タイガーにタッチを求めますが、これをキッドが捕まえ簡単にはタッチをさせません。

ようやくタッチしたタイガーはキッドを一気果敢に攻め込みます。

タイガー組も、タイガーがハイアングルのボディスラムで叩きつけたキッドに木村がトップロープからのニードロップと、連係プレーを見せます。

ハートが木村を押さえたところにキッドがドロップキックを狙いますが、これを木村がかわし同士討ちになります。

なおも攻撃を加えようとするキッドを木村はショルダースルーで場外に落とし

そこにタイガーはプランチャを見せますが、2人にキャッチされてしまい、逆にフェンスに叩きつけられてしまいます。

場外でタイガーがダウンする中、リング上では木村が2人に攻め込まれますが、木村はドロップキックで2人を同時に迎撃。

木村はすかざずトップロープからの攻撃を狙いますが、キッドがこれを阻止します。

ハートがデッドリードライブで木村をマットに叩きつけ、

木村の脚を押さえて動けなくしたところにキッドがトップロープからのダイビング・ヘッドバット!!

キッド組の勝利となりました。

キッドはタイガーにマイクアピール。

しつこいキッドにタイガーはハイキック一閃。

シリーズ開幕戦はキッド組に軍配が上がりました。