ブラディファイトシリーズ開幕を間近に控えた8月25日発売の東京スポーツ紙に、「タイガーマスク婚約」という衝撃的な見出しが躍ります。
また、タイガーと菅谷友江さんが2人でインタビューに答える形で、出会いからプロポーズまでが詳細に報道されています。
ところが新日本プロレスはこれを真っ向から否定。タイガーは新間寿氏と共にブラディファイトシリーズ開幕戦の後楽園ホールのリングに上がり、向こう3年間は結婚せずプロレスに専念することを宣言。
週刊ファイト紙では、「人気者のタイガーが婚約を発表すれば一般マスコミも黙っておらず、それによって本名や国籍、経歴などが公表される可能性があり、それは本人としても団体にとってもマイナスになりかねないことから、事実ではあるが今発表してはまずいので、そんな事実はないという逃げに出たのではないか。」と結論づけています。
週刊ファイト 82年9月7日号 (新大阪新聞社)
週刊ファイト 82年9月7日号 (新大阪新聞社)
とりあえずはタイガー自身も否定していたので結果としては「事実無根」となりましたが、東京スポーツ紙が全く根拠のない架空のインタビューを掲載するメリットがないわけで、やはり裏では何かがあったと思われます。
この後もタイガーの結婚問題は、タイガーの新日本プロレスへの不信感を生み、それがタイガーの引退の理由の一つになってきます。